ショマージュになったときの知っておきたい4つのこと
日本の失業率が3.37%に対して、フランスの失業率は10.35%あります。(2015)
まず失業手当。
失業前にだいたい4ヶ月以上もしくは610時間以上働いた場合に支給。
そして働いていた期間に応じて、支給額、支給期間が変わってきます。
長く働けば働くほど、多く、長く支給されるイメージです。
ただし配給期間は最大3年。
ただし配給期間は最大3年。
だいたいの人はPole emploi(日本のハローワーク的なところ)から支給されます。
※26歳未満やハンディーキャップのある方は別機関へ登録。
美術館などが無料!もしくは割引価格
Pole emploi(以下PE) から自分のID番号が書かれた(証明証的なペラペラの)紙を常に財布のどこかに忍ばせておきましょう。それを、美術館などのチケット売り場で見せると無料もしくは低価格で入れます。
私はそれでルーブル美術館、エッフェル塔をほぼほぼ無料で利用しました。
(だいたいは売り場の横に書いてあります。)
(だいたいは売り場の横に書いてあります。)
Formation(職業訓練)が無料
再就職したくてもスキルが足りなかったり、未経験の職業に就きたい場合などにPEなどから再就職しやすいように業種やスキル別にレッスンを無料で受けることができます。
最初に希望すれば、CVやlettre de motivation の書き方レッスン。(半日)
そのあとは、自分に足りないと思うスキルや学びたいことを相談するとformationを紹介してくれます。
私の場合パソコン(Word,Excel,PowerPoint など)のレッスンやフランス語のレッスンを受けました。
特定の職業に就きたい人は半年〜1年のformationを受けることができ、途中でstage(インターンシップ)を1ヶ月〜3ヶ月ほどして、再就職しやすいように支援してくれます。
ここまでくると学校レベルですね(゚Д゚)
それにそれだけの期間を費やすこと、その間失業手当があるとしても、働いていたときの半分くらいというのなど考慮しなければいけません。
電車代が75%オフ
住んでいる地域によって失業者への電車の割引方法は変わってきますが、
ローヌ地方は電車代が75%オフになります。(最低額あり)
ローヌ地方は電車代が75%オフになります。(最低額あり)
カード名はilico Solidaire
各Raigionごとにそのカードの名前が違ってくるのでPEか近くの駅で聞くか、インターネットで調べ、必要書類を揃えて郵送もしくはネットで申請すると、2〜3週間くらいでカードが届きます。登録料無料。
各Raigionごとにそのカードの名前が違ってくるのでPEか近くの駅で聞くか、インターネットで調べ、必要書類を揃えて郵送もしくはネットで申請すると、2〜3週間くらいでカードが届きます。登録料無料。
しかも登録した日から再就職しても一年間はそのカードが有効です。
以上。働いてるのが1番だけど、失業したらしたで、利用できるサービスは全力で利用して、再就職に向けて頑張りましょう。
私が失業して少し落ち込んでる時に、以前失業してformationを受けて再就職した人にこんなことを言われました。
T'es au chômage? Alors profite bien.
今失業中?じゃあ楽しんでw
この楽しんで。の意味は、なまけてもいいっていう意味ではなく、この機会を十分に利用して、自分のスキルを高めたりするチャンスなんだとおもって、頑張りましょう。